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1. Power BIとは、データの”分析”に特化したソフトウェアです。
データ分析者の言う「データ」とは何らかの定量的な数字のことを言います。
例えば下記のような商品の売上データなどが「データ」に当たります。
Product, Date, Sales(Yen)
Pencil, 2023/01/01, 300
Pencil, 2023/01/02, 500
notebook, 2023/01/01,150
notebook, 2023/02/02,150
そして、データ分析者の言う「分析をする」とは、主にデータを集計することを表します。
例えば上記のデータはProduct別のDate別のSalesというデータですが、Pencilの合計とnotebookの合計はどちらが大きいか?を調べることを「分析する」と呼びます。
今回の分析の結果、Pencilの合計は800Yenで、notebookの合計は300YenなのでPencilの方が売上が大きいことが分かります。
とても単純な例ですが、「分析する」とはそう言うことです。
この分析を大量のデータでも驚くほど速い速度で行って、かつビジュアル化もしてくれるのがBI(ビジネスインテリジェンス)ツールです。
Power BIは、このBIツールの1つであり、Microsoftが提供しています。
データを読み込ませることで直感的にデータを分析し、ビジュアル化ができるという素晴らしい機能により、昨今のビジネスにとって欠かせないツールとなっています。
2. Excelは表計算ソフト、Power BIは分析ソフトであり、本質は全く異なります。
上記の説明を読んでExcelでできるんだからBIなんていらなくない?と思う方も多いと思います。しかし、これらは本質的に全く異なります。
まず、エクセルは表計算ソフトです。
表計算ソフトとは数字や情報を整理して表やグラフを作成したり、計算を行うことができるソフトです。これはノートに文字を書いたり消したりしていくイメージに近いと思います。
ちょっとした計算をするには適したソフトである一方で、大規模なデータを分析しようと思うとちょっと苦しくなりますよね。。
大きなデータや情報を理解し、ビジネスの決定をサポートするためにはBIツールが非常に役立ちます。
まとめると、以下のような使い方になります。
大規模データの分析・・・分析ソフト(Power BI)
3. 分析をするにはPower BI Desktopをダウンロードする必要があります。
分析ソフトなのでご自身のPCにダウンロード、インストールしなければなりませんが、Microsoft社のページを見ていただければわかる通り、基本は無料で使えます。
必要なのは、Microsoftアカウントのみです。
また有償ライセンスも存在しています。詳しくは、こちら(後日更新)から無償版とPro、Premiumの違いをご参照ください。
4. 初心者でも、データベースの基本&操作の基本を知れば誰でも扱えるようになります。
高度な分析(回帰分析、多変量解析など)は別として、合計、平均などの算出は初心者からでも簡単にできます。
初心者がスタートダッシュするには、”データベースの基本”を理解していることが重要です。確かに、Power BIなら合計や平均を出すだけならドラッグ&ドロップで出せてしまうかも知れません。しかし、合計をする対象となるデータがどんな構造をしているか?を理解している場合としていない場合で、その後のデータ分析力向上に大きく関わってきます。
一見遠回りに感じるかも知れませんが、まずは”データベースの基本”を理解し、次に”Power BIの基本操作”を知ることが重要です。
続きはこちらにまとめています。
最後にひとこと、
Welcome to the world of data analysis!
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