1. BI(Business intelilgence)とは、データを分析するソフトの総称です。
インテリジェンスって言われても、名前ではピンときませんよね。。。
BIは、データを分析するソフトの総称だと思ってください。
Power BIは、Microsoft社が提供しているソフトの商品名です。
実はBIはいろんな会社が提供しており、とてもおもしろいです。他にもTableau、DOMO、Qlik、SAP、IBMなど、非常に多くの種類が存在しています。
シェアトップはPower BI、第二位はTableauで、この2つでBI市場の50%前後を占めるシェア(2023年末時点)となっています。
多くの企業がPower BIまたはTableauを導入しているということなので、この2つを身につけている方の転職市場価値は非常に高くなっています。
BIの例
・Power BI(Microsoft社)
・Tableau(Sales Force社)
・モーションボード(ウイングアーク1st)
まず、初心者がスタートダッシュするのに一番大切なことは、”データベースの基本”を理解していることが重要です。
確かに、合計や平均を出すだけならドラッグ&ドロップで出せてしまうかも知れません。しかし、合計をする対象となるデータがどんな構造をしているか?を理解している場合としていない場合で、その後のデータ分析力向上に大きく関わってきます。
一見遠回りに感じるかも知れませんが、まずは”データベースの基本”を理解し、次に”Power BIの基本操作”を知ることが重要です。
2. BIツールは、もう古いのか?AIがBIを変える可能性は十分あり得ると考えています。
自動化と人工知能(AI)の台頭: BIツールはますますAIと機械学習を活用しており、データ分析の自動化を推進しています。これにより、ユーザーはより迅速に洞察を得ることができます。
データの可視化とストーリーテリング:
現代のBIツールは、データを効果的にビジュアライズし、ストーリーテリングに活用する能力を提供しています。これにより、データからストーリーを紡ぎ出し、他の利害関係者に分かりやすく伝えることができます。
クラウドベースのBI:
クラウドベースのBIプラットフォームが人気を集めており、データをクラウド上で処理および保存することで、アクセス、共有、スケーリングが容易になりました。
具体的には、以下のようなトレンドがあります。
統合分析:
BIツールは、さまざまなデータソースを統合し、シームレスに分析できる能力を提供します。これにより、異なるデータソースからのデータを組み合わせて包括的な洞察を得ることができます。
モバイルBI:
モバイルデバイスでのBIアクセスが一般的になり、ユーザーはどこからでもデータにアクセスし、インサイトを得ることができます。
リアルタイム分析: リアルタイムデータ処理により、ビジネスプロセスのリアルタイム監視や迅速な意思決定が可能になりました。
データセキュリティ:
データセキュリティはBIツールの中でも重要なテーマであり、高度なセキュリティ機能が組み込まれています。データの保護とプライバシーに対する懸念も取り組まれています。
ノンテクニカルユーザーフレンドリー:
BIツールはますますノンテクニカルユーザー向けに設計され、データ分析と可視化を専門的なスキルがない人々にもアクセス可能にしています。
3. Power BIの学び方
初めてBIツールを学ばれるのでしたら私のおすすめは、書籍と動画実践を組み合わせることです。
書籍はこちらの1冊あれば基礎は十分網羅できます。
できるPower BI データ集計・分析・可視化ノウハウが身に付く本 [ 奥田理恵 ]
動画は、聴きながら手を動かせるものをお勧めします。
YouTubeにも紹介動画がたくさんありますが、現時点(2023年末)ではUdemyを超えるものは存在していません。
あなたのデータドリブンな意思決定により、少しでも世の中がよくなりますように。